DSE企業会計・財務概論(BAFS)完全ガイド
BAFS(Business, Accounting and Financial Studies)は香港DSEで選択できる科目の中でも、ビジネス系学部への進学に直結する実用性の高い科目です。会計と企業経営の2つの選択肢があり、進路に応じた戦略的な科目選択が重要です。
1. 試験構成
| ペーパー |
内容 |
時間 |
配点 |
| Paper 1 |
基礎問題(Business Environment/Accounting Basics/Financial concepts) |
2時間 |
全体の55% |
| Paper 2 |
選択科目(会計または企業経営のいずれかを選択) |
1時間15分 |
全体の45% |
| SBA |
学校内評価(プロジェクト) |
— |
— |
2. 2つの選択科目の比較
| 比較項目 |
会計(Accounting) |
企業経営(Business Management) |
| 内容 |
財務諸表・原価計算・管理会計 |
マーケティング・人材管理・ビジネス戦略 |
| 向いている人 |
会計士・金融志望 |
起業・マーケティング・MBA志望 |
| 難易度 |
計算が多い;数学力が必要 |
論述が多い;英語表現力が必要 |
| HKU会計/HKUST経営での評価 |
会計学部は会計選択を強く推奨 |
経営学部は両方可 |
3. 日本の科目との比較
| DSE BAFS |
日本の対応科目 |
| Business Environment |
政治経済・ビジネス基礎 |
| Financial Accounting |
会計・簿記 |
| Cost Accounting |
原価計算(商業高校) |
| Marketing |
ビジネス・マーケティング(商業科) |
| Human Resources |
経営学入門 |
日本人受験生の強み:
- 日本の商業高校系や経営・会計知識がある受験生は計算問題でアドバンテージ
- 概念理解は日本語で習得済みの場合、英語での表現に集中できる
4. 高得点(Level 5★)対策
| 対策 |
ポイント |
| Paper 1の概念問題 |
定義・概念の正確な英語表記を覚える |
| 会計の計算問題 |
過去問で典型パターンを反復練習 |
| 企業経営の論述 |
PEST/SWOT/マーケティングミックスの型を覚える |
| SBA |
実際の企業を分析するプロジェクト;早めに着手 |
5. BAFSが入学に有利な学部
| 学部 |
大学 |
BAFSの必要性 |
| 会計学 |
HKU/HKUST/CUHK/PolyU |
会計選択が強く推奨 |
| 経営学(BBA) |
HKU/HKUST/CUHK |
両選択とも可 |
| 金融学 |
HKUST/HKU |
会計選択または数学高得点 |
| 経済学 |
全大学 |
BAFSはオプション;数学のほうが重視 |
まとめ
BAFSはビジネス系学部進学を目指す受験生の必選科目です。会計を選ぶか企業経営を選ぶかは、進路(会計士 vs 経営者/マーケター)によって決定するのが最善です。日本でビジネス・経済の基礎を学んでいる受験生は、BAFSで英語の表現力を磨くことで高得点を狙えます。